Ubuntu を試す(Try ubuntu) でログイン画面になった場合の修復方法

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ノート: 画像は開発中のものを使用しています。詳細な意匠、数値、文書が違っている場合が有ります。


Ubuntu は環境によって「Ubuntu を試す(Try ubuntu)」を選択しても「試用」のデスクトップ画面にならず、下の画面の様にログイン画面が出てしまう場合が有ります。

次の様に対処する方法があります。このページで「ソフトを追加インストール」してデスクトップ画面にする手順を説明します。

方法利点欠点
Lubuntu で試す

Lubuntu は高度なグラフィック機能を 使わないので問題を回避できる可能性が高いです。 負荷が軽いので操作のもたつきが軽減され、検索速度も若干向上します。
USB メモリに Lubuntu をインストールする方法は Ubuntu とほぼ同様です。

ノート: Lubuntu を使う場合の手順を参考にしてください。

Lubuntu の ISO イメージを再ダウンロードする手間が掛かります。
古い Ubuntu で試す 手順を大きく変えずに済みます。DVD-R から起動する場合も解決できる可能性が有ります。古い Ubuntu の方が応答・速度とも速くなります。 最新の CPU, Memory の構成では全く動作しない場合が有ります。
ソフトを追加インストールする 最新環境に追従するので動く可能性は高くなります。 手順が大きく変わります。USB メモリから起動する場合のみ解決できます。追加インストールに 30 分程掛る場合が有ります。検索しようとする PC をネットワークに接続する必要になります。

修復手順

用意するもの

次の表は追加で必要になる項目です。

項目 説明
ネットワーク接続

追加インストールするソフトをダウンロードするために使用します。有線接続でネットワークに接続し、インターネットアクセスが出来るようにして下さい。

ノート: 無線 LAN 接続も使用できます。しかし、Ubuntu が無線 LAN デバイスに対応していない場合が有ります。ここでは詳細な無線設定の方法を省略します。

注意: ダウンロード量は 200Mi ~ 300Mibyte ほどになる可能性が有ります。

無線 LAN 接続を設定をする

有線 LAN 接続した場合は、この部分を読み飛ばしてください。ここで示した通りの手順で無線 LAN 接続が上手く行かない場合も有ります。無線 LAN(Wi-Fi) ルーターの説明書にAndroid 携帯電話向けの説明があれば参考になるはずです。

WLAN1.

WLAN(Wi-Fi) 設定を始める

画面右上にある 扇形 のアイコンをクリックしてください。このアイコンが見つからず ↑↓ アイコンになっている場合は有線 LAN 接続になっています。無線 LAN 接続の必要はありません。

自営している無線 LAN(Wi-Fi) アクセスポイントを見つけてクリックしてください(手順 WLAN2 へ進みます)。自営している無線 LAN(Wi-Fi) アクセスポイントを隠している場合は Connect to Hidden Wi-Fi Network... をクリックしてください(手順 WLAN3 へ進みます)。

WLAN2.

アクセスポイントのパスワード(フレーズ)を入力する

Pasword 欄にアクセスポイントのパスワード(パスフレーズ)を入力してください。 Show Password にチェックを付けると入力したパスワードを確認できます。入力したら Connect ボタンをクリックして接続します。しばらくすると、扇形アイコンは電波強度を示すアイコンに変化し、接続が完了します。

WLAN3.

隠されたアクセスポイントに接続する

Network name 欄にアクセスポイント SSID を入力します。 Wi-Fi security 欄をクリックしてアクセスポイントの暗号化方式を設定します。暗号化してあるならば Password 欄が現れます。

Pasword 欄にアクセスポイントのパスワード(パスフレーズ)を入力してください。 Show Password にチェックを付けると入力したパスワードを確認できます。入力したら Connect ボタンをクリックして接続します。しばらくすると、扇形アイコンは電波強度を示すアイコンに変化し、接続が完了します。

追加パッケージをインストールする

デスクトップ画面に入るための追加パッケージをインストールします。次の様な流れになります。

MC1.

テキスト・コンソール画面に切り替え、追加パッケージをインストールする。

[Ctrl] + [Alt] + [F4] 3 つのキーの組み合わせを押し、コンソール画面に切り替えます。続けて次の 2 つのコマンドを入力します。コマンドの実行完了まで 30 分から 1 時間ほど掛ります。

$ sudo su
# source /cdrom/metacity.sh

ノート: metacity.sh は Metacity desktop 環境をインストールするためのスクリプトです。インストール方法を修正する必要がある場合、metacity.sh のスクリプトを参考にして下さい。

終了すると次の様にプロンプトが再び現れます。

MC2.

一度 ubuntu ログインを試みます(この試みは予定通り失敗します)

[Ctrl] + [Alt] + [F7] 3 つのキーの組み合わせを押し、グラフィック画面に切り替えます。 Login 欄に ubuntu と入力して [Enter] キーを押します。

続けて Password を入力します。 Password 欄に「何も入力せず」 [Enter] キーを押します。5 ~ 10 秒ほど経過した後に再び login 画面に戻ります。

MC3.

Metacity Desktop を選択してログインする

login 欄の右上にある をクリックします。 は一度ログインに失敗すると現れます。

GNOME Flashback (Metacity) をクリックします。

ノート: (Metacity) 以外を選択すると再びログインに失敗します。

Login 欄に ubuntu と入力して [Enter] キーを押します。左上の 部分は足跡になっています。

続けて Password を入力します。Password 欄に「何も入力せず」 [Enter] キーを押します。今度はデスクトップ画面に変わります。

ノート: Desktop 画面に変わらない場合は (Metacity) を先の操作で選択したか確認してください。同様の操作繰り返しで確認できます。

MC4.

Metacity Desktop で Terminal ウインドウ を開く

画面左上 Applications をクリックします。メニューが開きます。

Accessories をクリックして 1 階層深いメニューを出し、 Terminal をクリックします。

Terminal ウインドウ が開きます。このウインドウは後で操作します。

MC5.

Metacity Desktop で startscankey を見つけて起動します

画面上にある Places をクリックします。メニューが開きます。

Computer をクリックします。ファイル一覧ウインドウが開きます。

ファイル一覧ウインドウ の左帯にある "Computer" (または File System)をクリックします。複数のフォルダが表示されます。

"cdrom" フォルダをダブル・クリックします。

Terminal ウインドウファイル一覧ウインドウ を位置合わせします。 Terminal ウインドウ が 2 行分程見える程度に重ねて表示してください。

ノート: より広い画面であれば重ならない様に配置することもできます。

ファイル一覧ウインドウ から "startscankey" ファイルを見つけます。 "startscankey" ファイルアイコンを Terminal ウインドウ までドラッグ&ドロップしてください。

ノート: ドラッグ&ドロップを使わずターミナルに直接コマンドを入力する時は、次の様に入力してください。

$ /cdrom/startscankey

ドラッグ&ドロップで '/cdrom/startscankey'Terminal ウインドウ に入力されます。 Terminal ウインドウをフォーカスした(クリックして最前面に表示している)状態で [Enter] キーを押してください。scankeylx が起動します。

次の画面の様に scankeylx が起動します。ここらか scankeylx でスキャンが終了するまでは、USB メモリから普通に起動できた場合の手順と同様になります。このリンク先の手順に続きます。

次の章は reportlog が起動できずテキストエディタが起動してしまう場合の対処方法です。これまでの修復方法を実施した後、再び次の章に戻って作業を続けることになります。


reportlog を起動できない場合 - テキストエディタが起動してしまう

reportlog を起動する操作をしたら、次の様なテキストエディタ画面が開いてしまった場合の対応方法です。

RL1.

reportlog をターミナル・ウインドウから起動する

scankeylx フォルダを表示している ファイル一覧ウインドウ を探して前面に配置します。 "reportlog" ファイルのアイコンを Terminal ウインドウ までドラッグ&ドロップしてください。

ノート: scankeylx フォルダを表示している ファイル一覧ウインドウ は、startscankey コマンドを起動すると表示されます。途中で消してしまったり、見失ってしまった場合は Terminal ウインドウ から次の様に操作してください。この操作は次のステップの操作を含んでいます。

$ /tmp/scankeylx/reportlog

ドラッグ&ドロップしたら '/tmp/scankeylx/reportlog'Terminal ウインドウ に入力されるので、 [Enter] キーを押してください。reportlog が起動します。以降の操作は通常に戻ります


scankeylx - プロダクトキー検索ツール on Linux
DVD-R または CD-R と起動用 USB メモリを併用して Lubuntu を起動し scankeylx を使用する
CD-R (光学メディア) から Ubuntu を起動して scankeylx を使用する - Ubuntu 10.04, 10.10 向け
Ubuntu を試す(Try ubuntu) で 画面が写らなくなる場合の修復方法
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Raspberry Pi 3 で使う
reportlog の使い方、解析結果の読み方
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