PD552 詳細
PD552 は TP6911
シリーズを使用した USB オーディオデバイスです。包装形態は PD552-lc, MS260 と良く似ています。区別を付ける方法は、スモーク加工したプラスチックを通して、かすかに見える基板の実装状態です。以下の特徴があります。
- φ3mmの赤と緑のLEDが実装されています(他に φ3mm LED を実装しているのは HW360
です)。
- パッケージされたチップが乗っています(PD552-lc は直接実装で、樹脂滴下による封止です)。
- 水晶はUSBコネクタを挿す方向と斜めまたは垂直方向に向き、チップの上に被っています。
- コンデンサの様な大型部品は見えません(HY554 はコンデンサが 2 個見えます)。
包装形態画像
購入記録
2009/1 頃エックスで購入しました。恐らく現行品ではないと思われます。
出力
PD552 は D Class Filer Less 出力です。48KHz でスイッチングしています。ヘッドホン出力のシールドは GND ではありません。48KHz のロジックレベルの矩形波が出力されています。
波形の観測条件は、Media Player にて A=32767, f=1KHz, L=Asin(2πft), R=Asin(2πft+0.5π) の 44.1KHz サンプリング wave 波形を出力しています。
左側差分出力波形。
右側差分出力波形。
左側とCommon(シールド)波形。
アンプ・アクティブスピーカー接続
直接アンプまたはアクティブスピーカーに接続できる波形ではありません。
ヘッドホン・パッシブスピーカー接続
ヘッドホン駆動は問題ありません。パッシブスピーカ駆動はやや出力が小さく感じます。
基板実装
TP6911 シリーズのチップを実装しています。チップ部品
C3 が実装不良でした。部品が立った状態でした。補修をして使用しています。C3 は水晶の負荷容量の役割をしています。単純なテストでは無くても水晶は発振してしまうので異常が認められないかもしれません。
大型部品実装面
チップ部品実装面
ケースの外側からは、基板に実装された赤と緑の LED を確認できます。水晶はチップの上に USB コネクタとほぼ垂直な方向で実装されています。
ケース
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