PD552-lc(仮名) 詳細
PD552-lc は仮名です。製品名ラベルが貼られていないので、無名の製品です。
次の様な特徴から PD552-lc と呼ぶことにしました。
- 電気的な特性が PD552 と似ている。
- パッケージが PD552 と似ている。
- ベアチップを直接基板にボンディングしてある(Low Cost 化)。
- LED が1 個省略されている(Low Cost 化)。
USB コネクタの固定足近辺にショートの可能背すが有る実装になっています。ケースを開いて、補修する方が良いでしょう。
購入記録
2009/8 頃にセルスタ・Rで購入しました。見た所ではどれも灰色のケースでした。2009/9 現在現行品の様です。
概要
PD552-lc は PD552 と同様な D Class Filer Less 出力です。48KHz でスイッチングしています。ヘッドホン出力のシールドは GND ではありません。48KHz のロジックレベルの矩形波が出力されています。変調方式は
PD552 と同じだと考えられます。出力電流を改善してあるらしく、パッシブスピーカーを十分な音量で鳴らす事が出来ます。
波形の観測条件は、Media Player にて A=32767, f=1KHz, L=Asin(2πft), R=Asin(2πft+0.5π) の 44.1KHz サンプリング wave 波形を出力しています。
左側差分出力波形。
右側差分出力波形。
左側とCommon(シールド)波形。
アンプ・アクティブスピーカー接続
直接アンプまたはアクティブスピーカーに接続できる波形ではありません。
ヘッドホン・パッシブスピーカー接続
ヘッドホン駆動は問題ありません。パッシブスピーカ駆動も問題なく出来ます。
基板実装
USB コネクタの足がランドとショートしそうになっていました。足を少し浮かせ、補修をして使用しています。このショートは VBUS と GND をショートさせてしまうものです。ヒューズや電流制限が無い安い HUB に繋いでいると問題を起こすかもしれません。ベアチップをそのまま基板に載せてボンディングし、樹脂滴下で封止した実装になっています。
大型部品実装面
チップ部品実装面
ケースの外側からは、基板に実装されたチップ LED を 1 個確認できます。
水晶はチップの上に USB コネクタ側に寄る用にコネクタを挿す方向と垂直な方向で実装されています。
ケース
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