Copyright (C) [2005/10]-[2017/4] by Akinori Furuta.
ノート: 画像は開発中のものを使用しています。詳細な意匠、数値、文書が違っている場合が有ります。
[Down Load scankeylx_r1704b.zip]
名前の通りプロダクトキーをハードディスクから検索します。パーティション削除、 軽いフォーマット、システムファイル喪失、不良セクタ発生など Windows が起動しなくなってしまった状態でもかなりの 確率でキーを探します。
インストールまたはリカバリー途中でキーを紛失したことに気付いた場合に役立つかもしれません。なるべくなら、プロダクト ID (数字と 3 文字程度の英文字で構成された 20 桁の ID)を控えておくと、たくさん見つかった 25 桁のプロダクトキーのどれが正しのか判断が付きやすくなります。
Ubuntu または Lubuntu の live mode を実行環境にしています。次に示す様な機能や性能を満たしている必要があります。
機能項目 | Ubuntu 最新版 を使う | Lubuntu 最新版 を使う | Lubuntu 12.04 を使う |
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起動方法 | USB メモリまたは DVD に格納した OS から PC を起動できる。 | ← | USB メモリまたは CD(a1) に格納した OS から PC を起動できる。 |
CPU |
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Memory | 2Gi byte 以上 | 1Gi byte 以上 | 512Mi byte 以上 |
Graphic |
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← |
注記: (a1) 700Mbyte の CD-R を使用します。 (a2) Lubuntu 12.04 は Pentium Pro 以降に対応しています。 scankeylx も Pentium Pro 以降に対応する様に作られています。しかし、未テストです。 (a3) 500MHz 程度でも動作すると思われます。しかし、未テストです。操作に対して早い応答は期待できません。
USB Memory または USB Card Reader を用意してください。Ubuntu (Lubuntu) を使用するので若干 Linux の知識が必要になります。Linux を知らなくても何とかなるようには配慮していますが、多少操作が難しい場面もあります。
本リリース r1704b は手順を変更して KNOPPIX で実行できます。Raspberry Pi 3 で使う を参考にしてください。 Linux でUSB メモリに格納したファイルを開ける程度の技量が必要です。 操作に不慣れで、詳細な手順を参照する必要がある場合は、 (KNOPPIX 日本語版 download 理研)、 (KNOPPIX 日本語版 download KDDI) に対応した KNOPPIX 対応版 scankeylx r1208a を利用してください。
添付文書
Ubuntu, Lubuntu を起動する方法によって次の表に示した手順を選択してください。 検索しようとする PC で可能であれば上から順にお勧めする方法です。
Ubuntu, Lubuntu 起動方法 | 手順へのリンク |
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USB メモリ | すぐ後に続く手順に進みます |
DVD-R と起動用 USB メモリ併用 | DVD-R または CD-R と起動用 USB メモリを併用して Lubuntu を起動し scankeylx を使用する 起動用 DVD-R または CD-R と起動用 USB メモリを併用します。 USB メモリから起動できず、光学メディアから起動できる場合にお勧めする方法です。 途中から USB メモリを使った起動に切り替わります。 Lubuntu 12.04 desktop 32bit を使用することを推奨します。 他に Lubuntu 16.04, 16.10 または Ubuntu 12.04, 14.04 を使用できます。 |
CD-R | CD-R (光学メディア) から Ubuntu を起動して scankeylx を使用する 起動用 CD-R (光学メディア) と scankeylx だけを格納した USB メモリを使用します。 古い PC で Ubuntu 10.04, 10.10 を使用するのが適している場合にお勧めです。 |
ここからの説明は Ubuntu, Lubuntu 16.04 PC 向けの最新版を起動可能な USB メモリを作成し、そこに scankeylx の必要ファイルを置く方法で利用する手順です。2Gbyte 以上の USB メモリ、 または USB カード・リーダーと 2Gbyte 以上の SD Card の様なメディアを用意してください。
注意: この手順の通り進めると用意した USB メモリまたはメディアに保存されたファイルは全て消去されます。
Ubuntu の web サイトにアクセスして Ubuntu をダウンロードします
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Universal USB Installer サイトにアクセスしてダウンロードします
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Universal USB Installer を起動して Ubuntu (Lubuntu) を USB メモリにインストールします
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scankeylx をダウンロードして USB メモリのルート・フォルダに展開します
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プロダクトキーを検索しようとする PC で Ubuntu (Lubuntu) を USB メモリから起動します
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Ubuntu (Lubuntu) をインストールしないで「試用」で起動します
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ようこそ(インストール開始)画面の操作
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Terminal ウインドウを開き、そこから startscankey を起動します
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検索対象のドライブを選び検索を始めます
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検索終了まで待ちます。終了したら scankeylx を閉じます
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[中断方法] 検索途中で中断する
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検索結果を整理する操作です。reportlog を起動します。必須ではありませんが結果が読みやすくなります ノート: 解析済みの古いログファイルはコピーを作ったら削除しておいた方が解析が早くなります。
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Ubuntu をシャットダウンします
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電源が自動的に切れます。検索結果は USB メモリに格納されています。起動に使用した USB メモリを抜いて下さい
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実行環境はおおよその目安は Windows XP Professional 以降の Windows が動作する条件と一致します。 全ての条件を満たせない環境でも CPU とメモリだけは条件を満たすようにしてください。
項目 | 必要能力の説明 | ||||||||||
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PC 仕様 |
PC/AT 互換機 (目安として Windows XP かそれ以降の OS に対応している) PC/AT 互換機で Windows XP 以降の Windows に対応している PC 構成であれば
Lubuntu 16.04, 14.04, 12.04 i386 または Ubuntu 12.04 14.04 i386 を実行できると考えられます。
よく使われていた CPU、チップセットの PC の方がより望ましいと思われます。 |
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実行 OS |
Lubuntu または Ubuntu を USB メモリ か DVD-R、CD-R の様な光学メディアにインストールしたもの Pentium 4 や Athlon XP を含みより古いプロセッサで実行する場合は Lubuntu 12.04 desktop 32bit を推奨します。 次の表は実行可能な Linux ディストリビューションの範囲です。各項目の組み合わせで動作します。
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検索対象 OS | Windows 95, 95 の各種 OSR, 98, 98SE, Me, NT 4.0, 2000, Xp, Vista, 7, 8, 8.1, 10 Windows 2000 Server, Windows XP MCE キーを検索できる様です。 |
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プロセッサ | Pentium III または Athlon 800MHz 以上 の能力をもつプロセッサを推奨 最低でも Pentium Pro と互換性があるプロセッサ(代表例として Pentium II, 初代 Celeron 以降) を 使用してください。Ububtu の仕様に由来します。 注意: VIA C3, C7 プロセッサは動作対象外とします。 次の表は HDD の外周部を検索していて、キーと思われるパターンが 10 秒に 1 個程度見つかる程度の状況における検索速度の目安です。HDD の転送能力、チップセット、拡張カード(HDD, VGA)、バスの能力に依存してこれより遅くなる場合があります。HDD の内周部の読み出し速度は外周部に比べて半分以下になる場合も有ります。
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メモリ |
512 MiByte 以上 メモリ量が 1 GiByte 未満かつビデオメモリとメインメモリを共有している場合、ビデオメモリに配分するメモリ量を減らしてください。可能であれば BIOS セットアップメニューでビデオメモリ量を調整してください。512 MiByte 未満の場合、検索が出来なくなります。 |
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画面解像度 |
Ubuntu, Lubuntu で対応し、1024x768 65536 色以上 おおよそ Windows Xp 向けに作られた 古い PC の場合 Lubuntu 12.04 32bit の方が上手く動作します。 3D アクセラレータ機能の有無、サポートレベルは不問です。 |
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検索対象ドライブ |
パラレル ATA, シリアル ATA, SCSI, USB 接続のハードディスク PATA(IDE), SATA 接続であれば普通に検索できるはずです。 Linux で対応していないコントローラーでは検索できませんが、希少だと思われます。UBS 3.0 (Super Speed) 接続のハードディスクを検索したい場合は、なるべく新しい Ubuntu 16.04 を使用してください。 注意: 暗号化されているディスクは検索できません。 |
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USB ポート |
「USB 1.1/2.0/3.0 何れかの仕様であること」、できれば「BIOS(UEFI) 設定で USB メモリ起動ができること」 BIOS 設定で USB メモリのことを USB HDD と表現している場合も有ります。安定性を重視し、 なるべく USB 1.1(Full Speed)/2.0(High Speed) ポートを使用してください。 USB 3.0 仕様の Super Speed の早さは必須ではありません。 |
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光学ドライブ |
USB メモリで起動できない場合の代りの手段として、DVD または CD メディアより起動できること USB メモリから PC を起動できない場合、 DVD または CD メディアを読み取り、起動できる光学ドライブが必要になります。 PC に内蔵している必要はありません。USB 接続の光学ドライブから起動できる構成でも利用可能です。 読み取り可能なメディアにより使用する Ubuntu, Lubuntu を選んでください。
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マウス | 最低限 2 ボタンの PS2 マウス 3 ボタン(ホイールの部分がボタンになっているものも含みます)あるとさらに使いやすくなります。 PS2/USB どちらでも利用可能です。 |
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ネットワーク | 有線 LAN 接続 または 無線 LAN 接続 必須ではありません。「Ubuntu を試用」できない場合に、追加ソフトウエアをインストールする時に使用します。イーサーネットケーブルを使用した有線 LAN 接続をお勧めします。オンボード(PC の背面や側面の接続端子)に接続する形態をお勧めします。USB-Ether 経由や無線 LAN 接続の場合、接続設定が難しい場合が有ります。 |
scankeylx は Ubuntu, Lubuntu で動作します。おおよその目安として Windows 7 ~ 10 のいずれかに対応している PC で scankeylx を使うのであれば Ubuntu 16.04 または Lubuntu 16.04 を使ってください。Lubuntu の方が 高速に動作します。32bit, 64bit どちらの版を使うのか良く分からなければ 32bit 版を使ってください。 搭載メモリが 4Gibyte を超える、または 64bit 版の Windows が動作していたと分っている場合は、 64bit 版の Ubuntu または Lubuntu を使用して下さい。
Ubuntu 16.04.x または 14.04.x を USB memory boot で使用することを推奨します。 次の表は手元で確認した Ubuntu の動作状況です。
Ubuntu Release | 推奨度 | 詳細 |
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10.04 desktop | △ | 推奨しません。scankeylx 実行途中で強制終了してしまう現象を確認しています。
Socket7 インターフェースの Pentium、あるいは、これより古い CPU を搭載している古い PC で使用する場合に使ってください。
操作手順は省略します。
ノート: Ubuntu 10.04 はプロセッサに PAE 機能が無くても起動する Linux です。 PAE 機能は Pentium Pro より導入されました。 |
12.04.1 日本語 remix desktop | △ | 12.04 の初版のままなので 2012/04 以降の新しい PC では起動できないか、起動しても完全に動作しない場合があります。 ノート: 論理プロセッサ数が 1 個の PC で使用する場合は Ubuntu 12.04.x を使うことをお勧めします。Ubuntu 14.04.x を使用すると操作性が悪く、検索速度も遅くなってしまう場合が有ります。 |
12.04.5 desktop (英語版) | ○ | 12.04.1 より改良されています。日本語 remix より問題が出にくくなっています。 |
14.04 日本語 remix desktop | ○ | 版は少し古いですが、14.04.3 に比べて問題が少ないです。 |
14.04.2 desktop (英語版) | ○ | もし入手できるならこちらを使ってください。 |
14.04.3 desktop (英語版) | △ | 追加手順が必要になることが有ります。Live mode(インストールせずに使用する機能)で起動すると、ログイン画面になってしまいデスクトップを使用できない問題が見つかっています。 |
15.04 desktop (英語版) | △ | 追加手順が必要になることが有ります。Live mode (インストールせずに使用する機能)で起動すると、ログイン画面になってしまいデスクトップを使用できない問題が見つかっています。 |
16.04.1 desktop (英語版) | ○ | Windows 7 ~ 10 のいずれかに対応している PC であれば問題なく動作するはずです。 負荷が高めなので検索速度を重視するのであれば Lubuntu を使用して下さい。 |
Lubuntu は CPU 負荷が低い Linux 環境です。Windows Xp, Vista を含め、これより古い Windows のいずれかに対応している PC で検索を行うのであれば Lubuntu 12.04 32bit 版を USB memory または光学媒体に書き込んで使用することを推奨します。
Lubuntu Release | 推奨度 | 詳細 |
---|---|---|
10.04 desktop | △ |
推奨しません。scankeylx 実行途中で強制終了してしまう現象を確認しています。
Socket7 インターフェースの Pentium、あるいは、これより古い CPU を搭載している古い PC で使用する場合に使ってください。
操作手順は省略します。
ノート: Ubuntu 10.04 はプロセッサに PAE 機能が無くても起動する Linux です。 PAE 機能は Pentium Pro より導入されました。 |
12.04 desktop | ○ |
Windows Xp, Vista 対応 PC で検索するのに適しています。 プロセッサが Pentium III または 初代の Athlon プロセッサならば、12.04 リリースが最適です。 メモリが 512MiByte 有れば十分に動作します。 |
14.04 desktop | ○ |
Lubuntu 16.04 で問題を起こす場合に試してください。 多くの Windows 7 対応 PC で検索するのに適しています。 |
16.04 desktop | ○ |
Windows 7 ~ 10 対応 PC であればほぼ問題なく動作します。 |
このページでは USB フラッシュ・メモリ・ドライブ(下の画像では USB メモリ)、 USB カード・リーダーを総称して USB メモリと呼ぶことにします。 下の写真に写っている様な機器(セット)です。どれか 1 つ(USB カードリーダーの場合はカードリーダーとメモリカード)を用意してください。 カードリーダーを利用する場合、挿して使うメモリカードは認識すれば何でも構いません。
USB フラッシュ・メモリ・ドライブドライブを推奨します。容量は 2Gbyte 以上必要です。
カードリーダーはなるべく 1 スロット型を使用してください。 あるいは複数スロットのうちの一つが認識される製品を推奨します。
次の様な複数スロットの USB カード・リーダーを使う場合、挿し込むカードは 1 つにして下さい。 複数スロットのカード・リーダーから起動できないケースは確認できていませんが、 PC によっては起動できない可能性も有ります。 起動に必要な設定・操作を確認し、問題が発生した場合は各々で対応をお願いします。
ノート: USB3.0 (Super Speed) 対応 USB メモリも使用できます。 ただし、USB 3.0 対応メモリは従来の USB 2.0 (High Speed) ポートに接続して使用することをお勧めします。 PC の BIOS や Ubuntu (Linux) の対応が十分ではない可能性があり、 USB 3.0 ポートに接続すると Ubuntu が起動しても不安定で止まってしまう可能性があります。 USB 2.0 ポートに接続すると Ubuntu 起動時間に差が出ますが、scankeylx の検索時間は大きく変わりません。 安定性を重視し USB 2.0 (High Speed) 接続で使用してください。
ダウンロードした scankeylx_r1704b.zip は Ubuntu をインストールした USB メモリに展開して使用します。 インストーラーは特にありません。USB メモリに展開するには、USB メモリのドライブ直下 (例えば E:\, F:\, G:\ などのルートフォルダ)にして下さい。一時的に展開する場合は Windows フォルダや重要なファイルがある場所以外ならどこでも良いです。 一番使い慣れたツールで展開して下さい。Windows Xp, Vista, 7, 8, 10 ならば zip ファイルを開ける(展開できる)ようになっています。不要になったなら展開したファイルを全て削除して下さい。
展開すると次のファイルが現れます。太字のファイルは必須ファイルです。 ソースコードを除き、展開して現れた .tar.gz, .zip ファイルをさらに展開する必要は有りません。
ファイル名 | 実行に必要 | 説明 |
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sklxh フォルダー内全て | 不要 | scankeylx を補足説明するファイルを含んでいます。実行には必要ありません。ファイル数が多いので特に説明しません。 |
sklxi フォルダー内全て | 不要 | scankeylx.htm で使用しているイメージファイルです。 実行には必要ありません。ファイル数が多いので特に説明しません。 |
fixboot | 必要 | Ubuntu を起動たら画面が出なくなってしまった場合に使用する修復プログラムです。 Ubuntu(Lubuntu) 上で実行します。 |
fixboot-i686 | 必要 | Ubuntu を起動たら画面が出なくなってしまった場合に使用する修復プログラムです。 32bit Ubuntu(Lubuntu) 上で実行します。 |
fixboot-x86_64 | 必要 | Ubuntu を起動たら画面が出なくなってしまった場合に使用する修復プログラムです。 64bit Ubuntu(Lubuntu) 上で実行します。 |
fixboot.exe | 必要 | Ubuntu を起動たら画面が出なくなってしまった場合に使用する修復プログラムです。 Ubuntu(Lubuntu) 上で fixboot を実行できない場合はこちらの Windows 版を使用します。 |
metacity.sh | 必要 | "Try ubuntu" を選択して起動しても「試用モード」で起動せず、 ログイン画面」になってしまった場合の修正プログラムです。 |
scankeylx.htm | 不要 | このファイルです。実行には必要ありません。 |
scankeylx.tar.gz | 必要 | scankeylx の実行ファイルです。 このファイルを展開する必要はありません。 実行ファイル scankeylx と他に必要なファイルが圧縮されて格納されています。 |
scankeylx_src_r1704b.tar.gz | 不要 | scankeylx のソースファイルです。 このファイルを展開する必要はありません。 |
startscankey | 必要 | scankeylx を起動するためのファイルです。 内容はシェルスクリプトです。 |
変更する必要性は殆ど有りませんが、検索の方法や、結果の形式を設定することが出来ます。 「検索途中で先に進まない」、「検索結果のテキストを UNIX 改行形式にしたい」と言う場合に参考にしてみてください。 各項目に () 番号を振ってあるので、それぞれ対応する説明を見てください。
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Q. | フォーマットしてしまった。 |
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A. | ローレベルフォーマットやデーター消去ツールによる消去をしていなければ見つかる可能性があります。 Windows が提供しているツールでフォーマットした場合は場合、読み出しが正常か検査しているだけの場合か多いようです。 |
Q. | 途中までインストール/リカバリした後で見つかるの? |
A. | 見つかる可能性はかなり低くなっています。 しかし、稀に過去にインストールしていた Windows のキーが見つかることもあります。 工場出荷時に使用していた仮キーが見つかる場合もあるので注意してください。 |
Q. | RAID ドライブを検索したい。 |
A. | RAID ドライブは未検証です。期待通り動作するか不明です。 |
Q. | どれが本当のキーだか分からない。 |
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A. |
reportlog を使ってある程度整理してみてください。 Windows Vista, 7, 8 向けに実装した検索処理によってキーを見分けやすくなっています。 結果の一部に Ultimate, Retail 等のエディションや販売形態を意味する文字列が付く場合が多くなりました。以下のような形式になります。 DigitalProductId4=XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX
12345-12345-123-123456-12-1234-1234.1234-1234567
01234567-89ab-cdef-0123-456789abcdef Ultimate X12-12345 Retail Retail
12345-123-1234567-12345 (data) Windows Vista, 7, 8 以外の場合は見分けるのが難しくなります。発見されるキーは Office、開発環境などの アプリケーションやコンポーネントも含まれます。この中にはインストールキーを必要としないにも関わらず、 内部的に隠れたキーが存在するものがあります。稀ですが過去にインストールしていたか工場で調整用に使われた Windows のキーも見つかります。誤認識した結果も含まれます。 発見したキーの種類によっては「ヘルプ」→「バージョン情報」や「コントロールパネル」から表示されるプロダクト ID がヒントとして付く場合があります。この場合途中の 3 桁部分 -xxx- が製品を表すものになっていて "OEM" などの場合は、OEM 版 Windows の可能性があります。 過去に scankeylx で検索した結果を再検索して発見している場合もあります。この場合 ProductId== や ProductKey== の様に等号 = が複数続く場合があります。 ノート: 古い scankeylx は処理が不十分なため DigitalProductId=XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX YYYYY-YYYYY-YYYYY-YYYYY-YYYYY の様に 1 行 2 連で出力する事が有ります。この場合は後側のキーが過去に発見したキーの可能性があります。 |
Q. | 行の一番最後に (win8-10) が付いているキーとその直前のキーの関係は? |
A. |
例えば次の様にドライブ上の同じ個所から、キーを復号して検索結果として保存する場合が有ります。 1 行目は Windows 7 まで対応した復号方法で得られたキーです。2 行目は Windows 8 から新しくなった復号方法で得られたキーです。 検索しようとする Windows のライセンスキーは Windows Version に依存して変わります。必要な方を選んでください。 DigitalProductId=BBH8V-R93HK-R266Q-9CT93-XXXXX this key sample is not valid |
Q. | 入力した覚えが無いキーが表示され、インストールの時にも受理されるのはなぜ? |
A. | いくつかの場合が考えられます。
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Q. | 発見したプロダクト ID の下 5 桁(01234-567-0123456-XXXXX の X 部分)が稼働中に控えた数値と一致しない。 |
A. | 何らかの操作または処理によって再計算されたと考えられます。下 5 桁の部分はインストールする度に変化します。 scankeylx でプロダクト ID と組で検索した 25 桁のプロダクトキーの方は下 5 桁の変化とは無関係に復号されたものです。 |
Q. | 水色で表示される検索結果の意味は? |
A. | 既出なので記録を省略する検索結果です。画面に表示されますが、USB メモリに保存されません。既出の検索結果を記憶する数は制限されています。制限一杯になると、入れ替えを行います。したがって、USB メモリに同じ結果が保存されることもあります。 |
Q. | 検索結果はどれくらいの大きさになるの? |
A. | 数 10Kbyte から 20MByte 程度の範囲です。
これだけ範囲が広い理由は、ディスクの使用状況に応じて大きく変化するためです。デフラグを頻繁にした場合はより多くの検索結果が出力されます。以前に検索した結果が残っていれば、再検索され、検索結果が大きくなります。 稀に 2Gbyte を超える場合が有ります。この場合検索結果を格納するファイル名に _001, _002, ... が付加され、継続して結果を保存します。さらに USB メモリが溢れた場合、Linux OS が強制終了する事が有ります。 |
Q. | 検索結果か毎回違うようだ。 |
A. | 検索結果が毎回違う事が起きます。検索漏れは起きません。 検索アルゴリズムを簡略化したためにおきます。scankeylx はディスク全体を細分化して検索しています。分割した境界付近で検索漏れが起きないように、境界付近は重複して検索します。境界付近でキーが発見された場合は、同じキーが複数回見つかります。分割のされ方は利用可能メモリ量によって左右され、起動時のわずかな状態の差により変化します。 |
Q. | 検索を途中で中止しても reportlog で検索結果を分析できるのか? |
A. | 出来ます。分析する範囲は中止するまでに検索した内容に限定されます。 |
Q. | OK ボタンを押して再検索してしまった。前の検索結果は残っているの? |
A. | 残っています。保存先ファイルに再検索結果を追記しています。再検索で追記するまでの内容は変化しません。 |
Q. | Windows Vista の Anytime Upgrade でアップグレードした時に使われたプロダクトキーは見つかるの? |
A. | 見つかるようです。Anytime Upgrade でも内部でプロダクトキーを使用していると考えられます。 アップグレードした後、プロダクト IDを控えておき、scankeylx で発見した プロダクトキーに付加された プロダクト ID と照合してみてください。 ただし、プロダクト ID の下 5 桁は一致しないかもしれません。発見したキーはアップグレードする場合に使えます。Windows Anytime Upgrade インストール メディアを使用してアップグレードする場合に有効なキーとして扱われるようです。 ノート: 発見したキーでクリーンインストールはできません。 |
Q. | r1704b 版は以前の scankeylx と比べて検索結果ファイルが小さくなる。検索漏れが起きているのか? |
A. | 小さくなります。重複検出機能を強化しました。 |
Q. | USB メモリ がありません。携帯プレイヤー、デジタルカメラ、スマートホンを使いたい。 |
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A. | 携帯プレイヤー、デジタルカメラ、スマートホンを USB メモリ代わりに使わないで下さい。 Linux(Ubuntu) と接続した場合の動作を十分に検証していないと考えられます。 保存されている音楽や画像が失われたり、コンテンツの使用権が失効してしまう可能性が有ります。 特に Windows ではアクセスできなかった隠しパーティションをアクセスできてしまう問題があります。 隠しパーティションに格納された重要なソフトや管理情報を破壊する可能性があります。 |
Q. | USB メモリがありません。USB ハードディスクを使いたい。 |
A. | USB ハードディスクを使う場合 FAT32 でフォーマットする必要が有ります。NTFS, exFAT でフォーマットした場合は、認識されないか保存されているファイルを壊してしまう可能性も有ります。 注意: フォーマット形式を FAT32 へ「変換する」ことはできません。フォーマットをすると記録されているファイルは失われます。 注意: 録画機器の拡張ドライブとして使用しているハードディスクドライブは使用しないでください。Ubuntu(Linux) に接続した場合、保存した内容が消えてしまったり、正常に読めなくなってしまう可能性が有ります。 |
Q. | Universal USB Installer が USB メモリを認識しません。 |
A. |
Show All Drives チェックマークを付けてください。全てのドライブが表示されます。 ドライブを選択するときは、表示されるドライブ名と容量が USB メモリと一致するか確認してくたせさぃ。 注意: ドライブ選択を誤るとシステムドライブを消去する危険性もあります。操作が正しいか確信が持てない場合は、 認識しない USB メモリは使用せず、認識する USB メモリを使ってください。 32Gbyte 以下の USB メモリならば認識すると考えられます。 |
Q. | Ubuntu が32Gibyte を超える大容量 USB メモリ(ハードディスク)を認識しない。 |
A. | 大容量の USB メモリは NTFS, exFAT でフォーマットされています。 Ubuntu ではこれらのフォーマットを認識できないか、認識できたとしても正常にアクセスできない可能性が有ります。 特殊なツールで FAT32 でフォーマットする必要が有ります。 注意: フォーマット形式を FAT32 へ「変換する」ことはできません。フォーマットをすると記録されているファイルは失われます。 |
Q. | USB メモリから Ubuntu を起動できません。光学ドライブから起動した Ubuntu で動作しますか? |
A. | 光学ドライブから起動した Ubuntu で実行する手順を参照してください。 |
Q. | USB メモリのお勧めは? |
A. | 2Gbyte 以上でフラッシュメモリを使用したサム(親指)型 USB メモリをお勧めします。手頃な値段で販売されている汎用的な製品が使えます。 高速品を使う必要はありません。 |
Q. | Ubuntu, Lubuntu 以外の Linux で使用できないの? |
A. | Ubuntu 派生系の Linux ならば動作する可能性があります。 手順を変更して Linux Mint で実行できることを確認しています。 実験的に Raspberry Pi 3 でも動作する様にしてあります。 Raspberry Pi 3 で使う を参考にしてください。 |
Q. | 実行ファイル、その他のファイルはインストールされるの? |
A. | USB メモリ、DVD-R (光学メディア) から起動した場合はインストールされません。後から追加したパッケージは USB メモリ上に保存されるか、主記憶上に一時的に配置されます。電源を切ったりリブートすれば検索対象の PC から消えます。 注意: PC にインストール済みの Linux を起動して scankeylx を使った場合は、アプリケーションアイコンを /usr/share/pixmaps/scankeylx.png としてインストールします。 |
Q. | メモリが足りない、USB メモリをスワップスペースとして使用したい。 |
A. | USB メモリをスワップスペースとして使うと動作が不安定になります。最低でも 512Mi byte のメインメモリを実装して使用してください。 |
Q. | CPU を多くしたり、ハイパースレッドを有効にすると早くなるの? |
A. | 検検索結果が多く出力される場合は早くなります。scankeylx の構造はマルチスレッドです。検索結果が 10 秒に 1 個程度の割合未満で疎らに出力されている状況では常時高負荷となるスレッドは 1 つだけです。出力が疎らな状況の検索速度は CPU 処理速度、または 検索対象ドライブのアクセス速度の遅い方によって決まります。 1, 2, 4 CPU 環境で動作を確認しています。 |
Q. | Ubuntu が立ち上がっているようだが、画面が表示されない、画面が流れる。 |
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A. |
次のいずれかの方法を試してください。改善が期待できる順で並べてあります。お手数をお掛けします。
|
Q. | 大容量 (137 Gbyte) 以上のドライブだが、異常に少ない容量に見える。 |
A. | IDE コントローラーまたはドライバが Big Dirve に対応していないと思われます。対応したカードを使用するか別の PC で試して下さい。 |
Q. | なぜ違うドライブ容量の表示があるの? |
A. | 大きいほうがハードディスクのラベルまたは販売時に示された容量、小さいほうが Windows が報告した容量とほぼ一致すると考えてください。両方で単位が違います。 |
Q. | インジケーターが黄色または赤くなる。 |
A. | HDD のアクセス速度が異常に遅い場合に起きます。CPU が要求スペックより遅い、検索を開始した直後ブラウザを立ち上げるなどの別の操作をはじめた、などの場合は正常であっても起きます。破損した/破損しかかっているセクタを読み取ろうとした場合は、黄色または赤くなります。 |
Q. | Browse ボタンが赤くなった。 |
A. | 検索結果保存先の空きがなくなった状態です。検索終了まで待ち、Browse ボタンを押して保存先を設定しなおしてください。設定しなおした直後に滞留していた検索結果を書き出します。 より容量が多い USB ストレージを使用してください。ただし、32Gbyte 以下にしてください。FAT(FAT32) でフォーマットする必要が有ります。 |
Q. | Ubuntu のデスクトップの反応が非常に悪い。 |
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A. |
Lubuntu を使ってください。Ubuntu 14.04 以降負荷が高くなる傾向があります。 |
Q. | 実行するととても反応が悪くなる。 |
A. | DMA Enable にチェックを付けてください。scankeylx は DMA Enable によって DMA を使用する設定ができます。DMA を使用せずに検索を開始しようとした場合、 ダイアログで使用を催促します。 |
Q. | Cancel/Close ボタンが効きにくい。 |
A. | 大体 10 秒以内に効くように設計しています。しかし、破損した/破損しかかっているセクタを読み取ろうとしている最中は、 数分間程度効かない場合があります。 |
Q. | Scankeylx 実行中にログアウトしようとしたけどできない。 |
A. | 申し訳ないですが、仕様の問題とします。 |
Q. | 結果出力ウインドウを消せない(閉じても復活する)。 |
A. | scankeylx が動作している間は消しても復活します。 |
Q. | 検索対象ドライブに対して書き込みすることはあるの? |
A. | 以下の場合、書き込みが行われる可能性があります。 普通に scankeylx を使用するのであれば書き込みは行われません。
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Q. | 突然検索が終了してしまった。 |
A. | 検索中に接触不良が起きたり、コントローラーが不調になり、 ドライブが切断されてしまった場合は検索が中断されます。USB 接続の場合に起きやすい現象です。 ログの最後に "Lost device or file, maybe disconnect or driver failure." というメッセージが記録されます。 |
Q. | ドライブの選択が出来ず、 OK ボタンが押せなくなった。 |
A. | 予期しないエラーが発生し、操作がロックされました。 scankeylx をいったん終了し、再び startscankey から起動してください。 |
Q. | 複数同時に起動できるの? |
A. | 起動できますが、推奨しません。 最悪 Ubuntu が停止してしまう可能性があります。後に起動した scankeylx ほど確保できるメモリ容量が少なくなり、実用的な検索速度が出なくなります。 |
Q. | DMA Enable にチェックを付ける場合とつけない場合の差は? |
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A. | DMA Enable にチェックを付けると DMA が使用され、多くの場合は検索速度が向上します。 |
Q. | DMA Enable にチェックを付けることができない。 |
A. | デバイスドライバの仕様で DMA を使用するかどうか固定されているか、自動的に決まる様になっています。SATA 接続のハードディスク、USB 接続のハードディスクは DMA を強制的に使う様に動作しているはずです。 |
Q. | Auto Skip Factor にチェックを付ける必要性がある場合は? |
A. | ディスクの読み取りエラーが発生し、エラーがある箇所近辺にキーが有ると思われる場合です。 Auto Skip Factor のチェックを外して Skip Factor になるべく小さい値 1-16 を指定してください。 |
Q. | Windows (CR/LF) と UNIX (LF) のどちらを選択したらよいの? |
A. | 検索結果を Windows のエディタで見る場合は Windows (CR/LF)、Ubuntu (Linux) のエディタで見る場合は UNIX (LF) を選択してください。 |
Q. | コンパイルで特に注意すべき点は? |
---|---|
A. |
次に示す制限と現象があります。
|
Q. | デバックを始めると出力ウインドウが現れない。 |
A. | デバッカの中から実行すると出力ウィンドウが現れません。外部プロセスとして起動して、アタッチする方法を薦めます。起動初期からデバックを始める場合は、コマンドラインに -W 30 と指定して(30秒起動を遅らせる)起動を遅らせてください。 |
Q. | scankeylx の OK ボタンが押せない。 |
A. | 危険を承知した上で、実験用のドライブを用意してください。デバックを行うユーザーに対して実験用のドライブに対するアクセスを許可して下さい。未使用の SATA ポート、または USB 接続にて実験用のドライブを接続して /dev/sdd が実験用のドライブになったとして、super user でアクセス許可を chmod a+r /dev/sdd のようなコマンドライン操作で与えてください。 |
本ソフトウエアのソースコードは Free Pascal 3.0.0 と Lazarus 1.6.2 の組み合わせでコンパイル可能です。 追加のコンポーネントやライブラリは必要ありません。Lazarus をインストールできていれば統合開発環境にプロジェクト・ファイルを読み込ませてバイナリを構築できます。
プロジェクトをコンパイルするために使った開発環境はディストリビューションによっては パッケージで提供していない場合が有ります。 Raspberry Pi 3 に Free Pascal 3.0.0 と Lazarus 1.6.2 をインストールする を参考に構築して下さい。
次の様にしてダウンロードした zip ファイルを展開し、作業ディレクトリ work_dir/scankeylx_src_r1704b を準備してください。
$ mkdir work_dir
$ cd work_dir
$ unzip down_loaded_directory/scankeylx_r1704b.zip
$ tar zxvf scankeylx_src_r1704b.tar.gz
$ cd scankeylx_src_r1704b
$ mv ../* ./
$ rm *.tar.gz fixboot.exe fixboot-*
プロジェクトファイル scankeylx.lpi に含まれる build mode は次の表のとおりです。
Build mode | Target CPU | Binary file | Bundle | Description |
---|---|---|---|---|
default | 作業環境と同じ | scankeylx-default | No | 開発作業用 |
debug | 作業環境と同じ | scankeylx | No | 開発作業用 |
i386_default | i386 (i386 アーキテクチャと互換性がある CPU) | scankeylx-i386 | No | i386 (80386) と互換性がある CPU で実行するバイナリを構築します。 32bit x86 互換プロセッサ上で使用して下さい。動作確認をしていません。 Free Pascal, Lazarus の unit 群も併せて i386 上で動作する様に構築する必要があります。 |
i686_default | i686 (Pentium Pro 以降の P6 アーキテクチャと互換性がある CPU) | scankeylx-i686 | Yes | Ubuntu, Lubuntu の 32bit PC (i686) で実行するバイナリを構築します。 32bit x86 互換プロセッサ上で使用して下さい。 |
x86_64_default | x86_64 (AMD64 アーキテクチャと互換性がある CPU) | scankeylx-x86_64 | Yes | Ubuntu, Lubuntu の 64bit PC (amd64) で実行するバイナリを構築します。 AMD64 互換プロセッサ上で使用してください。 |
armv6_default | ARMv6 architecture | scankeylx-armv6 | No | ARM v6 architecture で実行するバイナリを構築します。Hard Float (ハードウエアによる浮動小数点計算)が有るプロセッサで実行する様に オプションを選んでいます。動作未確認です。 |
armv7_default | ARMv7 architecture | scankeylx-armv7 | Yes | ARM v7 architecture で実行するバイナリを構築します。Hard Float (ハードウエアによる浮動小数点計算)が有るプロセッサで実行する様に オプションを選んでいます。動作確認は Raspberry Pi3 で行っています。 その他の環境は動作未確認です。 |
上記以外 | - | - | No | デバッグや実験用途の build mode です。 |
lazarus の Project → Compiler Options → Build modes を選択して構築するか、コマンドラインで次のようにして構築して下さい。
% lazbuild -B --build-mode=x86_64_default scankeylx.lpi
Windows ターゲットのバイナリ fixboot を構築するための環境は次の通りです。
Package | Version | 備考 |
---|---|---|
Lazarus | 0.9.22 beta | fixboot をコンパイルするために必要です。 fixboot を Windows ターゲットとしてコンパイルできなくても、大きな不都合は有りません。 改廃が起きにくい標準的なライブラリを使用しています。 新しい版でもコンパイル可能だと思われます。 |
Free Pascal | 2.4.0 | 上記の lazarus と組みになる Free Pascal Compiler とライブラリ一式です。 |
scankeylx.lpi と fixboot.lpi に含まれている次の Build mode で構築して下さい。 セルフ開発環境を整備する必要があります。 全て構築するには i686 (32bit PC), x86_64 (64bit PC), armv7 (Raspberry Pi3 などの ARMv7 アーキテクチャバイナリを実行可能な環境) が必要です。
Project | Linux target Build modes |
Windows target Build modes |
---|---|---|
scankeylx.lpi | i686_default x86_64_default armv7_default |
do not build |
fixboot.lpi | i686_default x86_64_default |
i686_win |
mkdistzip.sh は再配布 zip ファイルを構築するスクリプトです。 このスクリプトは作業ディレクトリ内にあるファイルを zip にまとめる処理をします。 makefile の様に依存関係を評価して再構築する処理はしません。作業用ディレクトリで次の様に起動してください。
$ cd work_dir/scankeylx_src_r1704b
$ ./mkdistzip.sh
ライセンスと責任範囲は 2 条項 BSD ライセンスに準拠します。責任範囲について、2 条項 BSD ライセンスに則り次の様に定めます。
ソフトウエアは「あるがまま」で提供されます。明示黙示を問わず、商業的な使用可能性、および特定の目的に対する適合性に関する暗黙の保証も含め、またそれに限定されない、いかなる保証もありません。著作権者もコントリビューターも、事由のいかんを問わず、 損害発生の原因いかんを問わず、かつ責任の根拠が契約であるか厳格責任であるか(過失その他の)不法行為であるかを問わず、仮にそのような損害が発生する可能性を知らされていたとしても、本ソフトウェアの使用によって発生した(代替品または代用サービスの調達、使用の喪失、データの喪失、利益の喪失、業務の中断も含め、またそれに限定されない)直接損害、間接損害、偶発的な損害、特別損害、懲罰的損害、または結果損害について、一切責任を負わないものとします。
本文中に現れる製品名あるいは商標はその権利所有者による登録商標です。
作者 古田明徳 iafuruta@m7.dion.ne.jp まで連絡頂ければ幸いです(メールアドレスをコピーする場合は a より始めてください)。利用規定にも有りますように対応が悪い可能性もありますが、対応に当たりたいと思います。
reportlog の使い方、解析結果の読み方
DVD-R または CD-R と起動用 USB メモリを併用して Lubuntu を起動し scankeylx を使用する
CD-R (光学メディア)から Ubuntu を起動して scankeylx を使用する - Ubuntu 10.04, 10.10 向け
Ubuntu を試す(Try ubuntu) でログイン画面になった場合の修復方法
Ubuntu を試す(Try ubuntu) で 画面が写らなくなる場合の修復方法
Lubuntu で使う
Raspberry Pi 3 で使う
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