KNOPPIX 3.x, 4.x で使用する - scankeylx

Copyright (C) [2005/10]-[2012/08] by Akinori Furuta.
お知らせ: r1208a 版より KNOPPIX 3.x, KNOPPIX 4.x はサポート対象外になりました。以下は旧版 r0911a の参考用に残してあります。

旧版 scankeylx_r0911a.zip をダウンロード

KNOPPIX 3.x, 4.x で scankeylx を使用する場合の手順は KNOPPIX 5.0 より煩雑な手順です。 もし、下の画面例の様にデスクトップの左側に USB ストレージが認識され、アイコンが並んだ場合は、 簡単な KNOPPIX 5.0 と同じ手順を試してみてください。それで、操作が上手く出来ない場合は、こちらの手順を 実施して下さい。
ルートフォルダに全て展開

手っ取り早く使いたい

ここからの説明は KNOPPIX 3.x, 4.x に対応した手順です。まず KNOPPIX を 焼いた DVD(CD)-ROM を用意します。難しいコマンド入力も KNOPPIX からインターネットにアクセスできるなら、 コピー&ペーストしたほうが楽です。ペーストはマウスの中ボタンを押すとできます。
ノート: 一部の画像は以前のリリースの取り込み画像を 使用しています。
1. Windows で(旧版) scankeylx_r0911a.zip を USB ストレージ(メモリ)のルートフォルダに展開します。
ルートフォルダに全て展開
2. 1 で用意した USB ストレージを接続した状態で KNOPPIX を DVD(CD)-ROM から起動します。 起動直後に boot: と出るので knoppix noswap と入力して [Enter] を押します。
boot: と表示されたら boot noswap と入力して Enter キーを押してください
3. モニタのアイコンをクリックしてウインドウを開きます。
モニタのアイコンをクリックする。
4. USB カードリーダーを使用する場合は、端末を開いてコマンドを入力して下さい。USB メモリの場合はこの手順を飛ばして下さい。
次のようにコマンドを入力ます。

su [Enter]
cd /sys/module/scsi_mod/parameters [Enter]
echo 8 > max_luns [Enter]

su; cd /sys/module/scsi_mod/parameters; echo 8 > max_luns

5. コマンド入力画面で次のように入力します。
su[Enter]
cd /dev [Enter]
for d in ub[a-z]1 ub[a-z] sd[a-z]1 sd[a-z];do ( grep -q $'\xaa' $d && /mnt/auto/$d/start_scankey ) && break; done [Enter]
su[Enter]、 cd /dev[Enter]、 for d in ub[a-z]1 ub[a-z] sd[a-z]1 sd[a-z];do ( grep -q $'\xaa' $d && /mnt/auto/$d/start_scankey ) && break; done[Enter]と入力する。
ノート: 次のようなエラーメッセージ「そのようなデバイスやアドレスはありません」、「メディアが見つかりません」、「そのようなファイルやディレクトリはありません」を多く出力する場合があります。これは正常な動作です。
エラー表示が出ますが、正常です。
ノート: KNOPPIX 4.x で次のようなウインドウがたびたび出ますが、気にせず [OK] を押して先に進んでください。
気にせず [OK] を押してください。
6. (1)Driveをプルダウンして(▼を押して)検索対象のハードディスクを選んでください。
(14) [OK] を押して検索を開始してください。
  • 検索結果は start_scankey ファイルが置かれた場所と同一のところに保存されます。
これ以外の項目は特に変更する必要はありません。どうしても問題が出る場合は、各項目の説明を参考に設定を変更してみてください。
ドライブを [▼] ボタンを押してプルダウンした中から選択して、 [OK] ボタンを押します。
パラレル ATA (IDE)接続のドライブを検索する場合は、検索を開始すると DMA を許可するかどうか聞いてくるので [Yes] を押して検索を開始してください。
DMA を使用するとハングアップしてしまうなどの問題が出る場合は DMA Enable チェックボックスからチェックを外し、DMA 許可を問い合わせるダイアログに対して [No] を押して検索を開始してください。
[Yes] ボタンをクリックして DMA を許可して、検索を開始する。
7. 検索が終わると Running Monitor の進捗が 100.00% と表示されます。 [OK] ボタンも押せるようになります。ウインドウの右上 [X] ボタンを押すか、 [Cancel] ボタンを押してしてください。
クローズ [X] ボタンを押すか、[Cancel] ボタンを押してください。
終了ダイアログが出るので [Yes] ボタンを押してください。
[Yes] ボタンを押して下さい。
-. reportlog を使って検索した結果を整理します。 整理した結果を格納した複数のファイルが出来上がります。全ての結果を得るために実行時間が 1 時間以上になることもあります。必須の操作ではありません。
8. reportlog を使って検索した結果を整理します。 下のような konqueror (ファイル管理アプリケーション) が起動しているはずです。 他のウインドウの下に隠れている場合はタイトルバーをクリックして最前面に移動してください。
konqueror が自動的に起動します
9. ウインドウの中に scan_xxxxxx_yyyyyy.log というファイルが現れているはずです。 現れない場合は [F5] キーを押すか、再表示ボタン(円の中にGを描いた (G) に似たボタン)を押してください。このファイルを reportlog ファイルにドラッグ・アンド・ドロップして下さい ( scan_xxxxxx_yyyyyy.log ファイルにカーソルを合わせて左ボタンを押し続けます。押し続けた状態でカーソルを移動し reportlog ファイルにピッタリ重なるようになったらボタンを離して下さい)。
scan_....log ファイルを reportlog ファイルの上にピッタリ重なるようにドラッグ&ドロップします
10. 結果の整理が始まると経過を表示するウインドウが現れます。処理終了後しばらくたつと Done! All report files are created. This window will close after 30 seconds. と表示して消えるウインドウです。処理終了が待てない場合はウインドウの [X] ボタンを押して消してください。整理処理も終了します。
reportlog 実行経過表示画面
11. 画面左下 K マークをクリックします。
現れたメニューの一番下 Log Out をクリックします。セッションを終了する旨が表示されます。
K マークをクリックし、 Log Out をクリックする。
12. [コンピュータを停止] ボタンを押してください。
コンピュータを停止をクリックする。
13.

KNOPPIX が焼かれた CD-ROM が排出されたら、[Enter] キーを押してください。その後に USB ストレージを抜いてください。 USB ストレージの中に検索結果 .log ファイルが格納されています。メモ帳または、エディタで開き内容を確認してください。


USB ストレージの認識について

名前の問題

KNOPPIX 3.x, 4.x では USB ストレージに付く名前が一定しません。いくつかのパターンが存在します。次の表を参考にしてください。
名前の例 パターン 説明
uba1 ub[a-z][数値] [a-z]は USB 機器番号、[数値]の部分はパーティション番号です。USB 機器を多くつないでいる場合は、ubb1, ubc1 の様になります。 メーカー出荷時のパーティション分けの状態により uba4 の様になる場合もあります。
sda1 sd[a-z][数値] [a-z]は USB 機器番号、[数値]の部分はパーティション番号です。[a-z]の部分は SCSI, Serial ATA デバイスも含めた連番が付きます。Serial ATA ドライブを使用している場合、USB ストレージの名前が sdb1 の様になります。
uba ub[a-z]

[a-z]は USB 機器番号です。パーティション番号は付きません。
注意! もし、uba と uba1 の様にパーティション番号が無い名前とある名前が同時に現れた場合は、uba1 を使用してください。uba を開いてもファイルが見えない場合は uba1 を開いてください。

sda sd[a-z]

[a-z]は USB 機器番号です。パーティション番号は付きません。[a-z]の部分は SCSI, Serial ATA デバイスも含めた連番が付きます。Serial ATA ドライブを使用している場合、USB ストレージの名前が sdb の様になります。

注意! もし、sda と sda1 の様にパーティション番号が無い名前とある名前が同時に現れた場合は、パーティション番号つきの sda1 を使用してください。
sda を開いてもファイルが見えない場合は sda1 を開いてください。アドレスバーの所に media:/sda1 と入力します。

安定性、確実性の問題

KNOPPIX 5.0 でかなり改善されました。 
KNOPPIX 3.x, 4.x で USB ストレージを Windows ほど気軽に使うことはできません。次の点に注意してください。 

コマンドラインをなるべく使わないで使用する方法

KNOPPIX 5.0 を使う場合の手順はこのリンク先を参照してください。

ここで紹介するのはなるべくコマンドラインを使わないで scankeylx を使う方法です。簡単な手順ですが USB ストレージを認識できない可能性が高くなります。
手順「手っ取り早く使いたい」と同様な内容で USB ストレージに scankeylx を格納しておいてください。ファイルを必要最小限に絞る場合は「scanleylx 展開内容 」を参考にして下さい。
1. CD-ROM から PC を起動できるようにします。BIOS 設定を確認してください。
2. scankeylx をコピーした USB ストレージを PC に接続します。 必ず KNOPPIX を起動する前から接続した状態にして下さい。 なるべく scankeylx を格納したもの以外の USB ストレージと SCSI デバイスは外すかメディアが入っていない状態にして下さい。
3. KNOPPIX の CD-ROM を PC に入れてを起動します(動作方法CD版を見てください)。
4. CD-ROM の読み込みを始めた直後に画面中央から下部のあたりに boot: と表示されるので knoppix noswap と入力して[Enter]キーを押してください。
boot: と表示されたら boot noswap と入力して Enter キーを押してください
5. しばらく起動メッセージが流れた後、GUI が起動します。画面下部にいくつかのアイコンが描かれたパーが現れるまで待ってください。
6. 下のバーにある地球のアイコンをクリックして総合ブラウザ konqueror を開きます。
モニタのアイコンをクリックする。
7. Storage Media (日本語の場合は「記憶メディア」) をクリックして下さい。 ハードディスク、フロッピーディスク、CD-ROM アイコンが並んだ画面が表示されます。
Storage Media をクリックする。
ノート: KNOPPIX のバージョンによっては次のような画面がでます。
ようこそ画面が表示される
このような場合は「進む(G)」→「デバイス(D)」をクリックしてください。
進む(G)→デバイス(D)
ノート: 次の何れかの場合は、正しく KNOPPIX が動作していないと考えられます。
  • ウインドウの中に何も表示されない。
  • 次のようなダイアログボックスが表示される。
    KDE メディアマネージャーが起動されていません。

手順を「手っ取り早く使いたい」、 「USB ストレージを使わずにネットワークを活用する」、 「KNOPPIX 5.0 を使用している場合(使用環境にもよりますが、KNOPPIX 3.8.1, 4.0 でも有効な場合があります)」の何れかに変更してください。

8. ubxx, sdxx の様な名前(例えば uba, uba1, sda, sda1)が付いた USB ストレージをクリックして開きます。 省略されて "..." になってしまっている場合は、マウスカーソルで指してしばらくすると概要が表示されます。
ノート: hdxx は IDE ハードディスクです。ここで USB ストレージが表示されない場合は、「手っ取り早く使いたい」 か「USB ストレージを使わずにネットワークを活用する」に手順を変えてみてください。
USB ストレージをクリックする、uba, sda, uba1, sda1 などと表示される
scankeylx をコピーした USB ストレージならば次のようにアイコンが表示されます。 
USB ストレージを開いた例
ファイル名 アイコン・内容など
libborqt-6.9-qt2.3.zip 箱を模したアイコンで表示されます。
reportlog DOS 画面のようなアイコンです。
scankeylx.zip 箱を模したアイコンで表示されます。
start_scankey DOS 画面のようなアイコンです。
-. 重要な注意: 以下の手順を実施すると、何の警告もなしに他のアプリケーションが強制終了する場合があります。USB ストレージに格納されているファイルやディレクトリを開いているアプリケーションは終了します。
9. start_scankey (DOS 窓のようなアイコン)をクリックします。起動状況を表示する文字端末ウインドウが現れた後(このウインドウはしばらくすると自動的に消えます)、scankeylx のウインドウ 2 個が表示されます。
scankeylx の画面は 2 つあります。1つは scankeylx のメイン画面、もう一つは検索結果を表示する文字端末画面です。
start_scankey をクリックする。
下は起動状況を表示している文字端末ウインドウの例です(縮小表示)。
起動状況を表示している画面
下は scankeylx の検索結果を表示する文字端末ウインドウの例です。検索結果が次々と表示されます。ある程度は遡れますが、 古い結果は表示できなくなります(表示が出来ないだけでディスクに保存されています)。
既出の検索結果は水色で表示され、ディスクに保存されません。
ノート: 既出の結果を記憶する数は制限されています。制限を超えた場合は入れ替えるので、再び同じ検索結果が保存されることも有ります。
検索結果、出力ターミナル
10. Driveをプルダウンして(▼を押して)検索対象のハードディスクを選んでください。
[OK] を押して検索を開始してください。
  • 検索結果は start_scankey ファイルが置かれた場所と同一のところに保存されます。
これ以外の項目は特に変更する必要はありません。どうしても問題が出る場合は、各項目の説明を参考に設定を変更してみてください。
Drive を [▼] で選択して、[OK] ボタンをクリックして検索開始です
パラレル ATA (IDE)接続のドライブを検索する場合は、検索を開始すると DMA を許可するかどうか聞いてくるので [Yes] を押して検索を開始してください。
DMA を使用するとハングアップしてしまうなどの問題が出る場合は DMA Enable チェックボックスからチェックを外し、DMA 許可を問い合わせるダイアログに対して [No] を押して検索を開始してください。
[Yes] ボタンをクリックして DMA を許可して、検索を開始する。
-. [中断方法] 検索途中で中断するには[Cancel] ボタンを押してください。
[Cancel] ボタンを押してください。
ダイアログが出るので [Yes] ボタンを押してください。
[Yes] ボタンを押して下さい。
11. 検索が終わると Running Monitor の進捗が 100.00% と表示されます。 [OK] ボタンも押せるようになります。ウインドウの右上 [X] ボタンを押すか、 [Cancel] ボタンを押してしてください。
クローズ [X] ボタンを押すか、[Cancel] ボタンを押してください。
終了ダイアログが出るので [Yes] ボタンを押してください。
[Yes] ボタンを押して下さい。
-. reportlog を使って検索した結果を整理します。 整理した結果を格納した複数のファイルが出来上がります。全ての結果を得るために実行時間が 1 時間以上になることもあります。必須の操作ではありません。途中強制停止できる操作です。
下のような konqueror (ファイル管理アプリケーション) が起動しているはずです。 他のウインドウの下に隠れている場合はタイトルバーをクリックして最前面に移動してください。
konqueror が自動的に起動します
12. ウインドウの中に scan_xxxxxx_yyyyyy.log というファイルが現れているはずです。 現れない場合は [F5] キーを押すか、再表示ボタン(円の中にGを描いた (G) に似たボタン)を押してください。このファイルを reportlog ファイルにドラッグ・アンド・ドロップして下さい ( scan_xxxxxx_yyyyyy.log ファイルにカーソルを合わせて左ボタンを押し続けます。押し続けた状態でカーソルを移動し reportlog ファイルにピッタリ重なるようになったらボタンを離して下さい)。
scan_....log ファイルを reportlog ファイルの上にピッタリ重なるようにドラッグ&ドロップします
13. 結果の整理が始まると経過を表示するウインドウが現れます。処理終了後しばらくたつと Done! All report files are created. This window will close after 30 seconds. と表示して消えるウインドウです。処理終了が待てない場合はウインドウの [X] ボタンを押して消してください。整理処理も終了します。
reportlog 実行経過表示画面
14. 画面左下 K マークをクリックします。
現れたメニューの一番下 Log Out をクリックします。セッションを終了する旨が表示されます。
K マークをクリックし、 Log Out をクリックする。
15. [コンピュータを停止] ボタンを押してください。
コンピュータを停止をクリックする。
16. KNOPPIX が焼かれた CD-ROM が排出されたら、[Enter] キーを押してください。その後に USB ストレージを抜いてください。 USB ストレージの中に検索結果 .log ファイルが格納されています。メモ帳または、エディタで開き内容を確認してください。


USB ストレージを使わずにネットワークを活用する

ネットワークを活用する場合の手順は、KNOPPIX 5.0 の場合と同じです。
KNOPPIX 5.x で使用する - scankeylx
KNOPPIX 6.0.x 〜 6.2.x で使用する - scankeylx
Scankeylx - プロダクトキー検索ツール on Linux
reportlog の使い方、解析結果の読み方
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