ダイソークリップ付き懐中電灯 LED 化 (4 個点灯)


改造対象の懐中電灯、吊るし売りされていもので 105 円 商品です(注: Firefox の場合は多分バグで下の画像は見えません。このリンク先に商品の画像があります)。


回路図LTSpice ソースです。LTSpice に特別なライブラリを組み込む必要はありません。回路の定数の C1 は 470pF 〜 1000pF です。 L1 は 22uH 〜 33uH です。C2 はリードタイプの積層セラミックコンデンサ 10uF を使用しました。手に入らない場合 0.1uF でも十分に明るさ向上の役割を果たすので入れてください。どの部品も入手性は悪くないと思いますが、2SC1213AC は 2SC2120Y を代わりに使えます(参考 blog)。


LTSpice source

電池の - 電極は直接半田付けできます。ここに配線を半田付けして回路の電源を得ます。


空中配線で回路を組み立てます。下の図で 22uH が使われています。しかし、途中で足が壊れてしまったので 33uH に交換しています。22uH でも 33uH でも動作します。


ランプとマイナス電極円盤は使いません。


反射鏡の裏側は絶縁します。銀色の塗装は電気を通します。黒い電球ソケットに配線を通す穴をあけます。ドリルで空けようとしましたが、意外ともろい材質だったため、割れてしまいました。ソケットは電池の + 極と LED の配線を済ました後は回して取り外すことは有りません。配線の長さは 6〜8cm 程度です。


電池の + 極半田付け。ハトメの真ん中に配線を通して半田付けします。真鍮のハトメらしいので簡単に半田付けできます。熱でソケットを溶かさないようにして下さい。半田部分が電池の + 極に当たります。半田付け状態を確認した後、フラックスを落として下さい。


LED をホットボンドで固定します。図では足の部分に充填なしでテープを巻いてあります。しかし、予め足にボンドを充てんさせてからテープを巻くか、テープで型を作ってから充填した方が良いでしょう。


ランプを固定します。今回使用した OSPW5161P は広角タイプなので光軸のずれは気にならないでしょう。広角タイプを選ぶか狭角タイプを選ぶかは悩みどころですが、10メートル四方程度の暗い部屋を照らすような目的なら広角タイプの方が良いでしょう。50m 程の遠くを照らすなら狭角タイプの方が良いと思います。


懐中電灯の内側に這わせるように回路を接着します。この時点で 22uH のコイルの足を壊してしまいました。33uH に交換した後の画像です。




ランプリングの内側の出っ張りのうち、反射鏡の凸部と当たったり、勘合する部分を削り落します。こうしないとランプを捩じってしまい。配線を切ってしまいます。


反射鏡の出っ張りを削り落します。予め削っておいた方が良いかもしれません。カッター、ヤスリ等がやりやすいと思います。怪我をしないようにして下さい。
こうするとランプカバーが取れやすくなります。出っ張りの当たりを完全に無くし、配線も引っ張りに強くなるように接続端を補強すれば、ランプカバーをランプのリングに接着しても大丈夫な様です。リングをねじ込むと少しランプが回りますが、滑って配線を切るほどには回らないようです。カバーを汚さないように、慎重に接着して下さい。


単三ニッケル水素電池 x 2 で点灯した様子です。単三マンガン電池 x 2 でも十分に明るく点灯します。



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